Column
こんにちは!
KitchenreformLabです。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
今回は【2025年版】キッチンリフォームをフルリフォームで一新!費用・事例・注意点まで完全ガイドについてご紹介いたします。
◆キッチンフルリフォームとは?部分リフォームとの違いを解説
キッチンフルリフォームとは、単なる設備交換を超えて、キッチンスペースそのものの間取り・配管・配線・デザイン・動線・収納などトータルで刷新する大規模工事を指します。
一方、部分リフォームは「コンロ交換」「水栓交換」「レンジフード交換」など、設備・パーツ単位の更新が対象で、工期は数時間~数日と短く、生活への影響も少ない点が特徴です。対して、フルリフォームは2~4週間以上の期間が必要となり、住まい全体の快適性を向上させるのに最適です。
◆キッチンフルリフォームの費用相場と内訳を徹底解説
フルリフォームにかかる費用はキッチン本体・配管・内装・構造補強などの合計で、一般的に150万〜300万円以上が目安です。
以下に内訳例を示します(戸建て・中古・省エネ仕様の場合):
- システムキッチン本体(I型〜アイランド型):70万〜150万円
- 配管・電気・ガス工事(移設・再配線含む):20万〜50万円
- 床・壁・天井の内装工事:30万〜80万円
- 構造補強などレイアウト変更:50万〜120万円
合計でおよそ150万〜300万円規模となることが多いです。実例として、東京都戸建てでは260万円前後、マンションでは310万円ほどの施工事例もあります。
◆【2025年最新トレンド】人気のキッチンレイアウト&デザイン5選
2025年のトレンドを押さえたレイアウトとデザインは以下の5つです:
1.セミオープン対面キッチン
リビングとゆるやかにつながり、家族との会話・在宅ワークとの相性が良好です。
2.アイランドキッチン
調理・配膳・おしゃべりに便利、家族が自然に集まる中心的スペースに。
3.グレージュ/ニュアンスグレー系の木目調天板
自然素材の風合いと色味で落ち着いた印象に。
4.スマートIoT対応キッチン
音声操作、スマート家電との連携、自動調理などテクノロジー駆使が急増しています 。
5.レイヤード照明+間接光
ダウンライト、ペンダントライト、手元照明の組み合わせで照明設計を高め、調理の効率性と空間の演出力を両立
◆補助金・助成金は使える?フルリフォームに活用できる制度一覧
● 子育てグリーン住宅支援事業(国交省)
- 節湯水栓:6,000円/台
- レンジフード:13,000円/台
- ビルトイン食洗機:25,000円/戸
- 自動調理対応コンロ:15,000円/戸
- 対面式キッチン:91,000円/戸
※必須+任意工事の組み合わせで上限40~60万円
● 長期優良住宅化リフォーム推進事業
省エネ・バリアフリー・三世代同居改修などに対し、一戸当たり最大**80~160万円(加算含め210万円)の補助
- 先進的窓リノベ/給湯省エネ等キャンペーン
内窓・高効率給湯器などの導入に対し、1箇所あたり11,000~106,000円補助可能
- 自治体の補助金例
埼玉県富士見市では20万円以上の工事に対し最大10万円(工事費の5%)補助金申請には着工前の登録業者選定が必須で、予算上限に達し次第終了するため、事前計画が不可欠です
◆フルリフォームのステップ|初回相談から引き渡しまでの流れ
フルリフォームは複数工程からなる大掛かりな工事です。以下の流れに沿って、段階ごとに適切な準備と判断をすることで、満足度の高い仕上がりが実現できます。
1. 初回相談・ヒアリング
- 家族構成、生活スタイル、現在の不満点、希望のデザイン、使いたい設備機器などをヒアリング。
- 生活動線や収納ニーズなども丁寧に聞き取り、将来を見据えた提案につなげる。
- 補助金の活用希望がある場合はこの段階で相談。
2. 現地調査・構造チェック
- キッチンの配管・排水経路、電気配線、ガス管、梁・柱の位置などを細かくチェック。
- マンションでは管理規約に沿った工事ができるか確認。
- 必要に応じて床・壁の一部開口による構造確認を実施。
3. プラン提案・概算見積り
- 図面とパースでイメージを可視化し、収納計画・素材・照明計画も含めたプランを提出。
- 複数案を比較しながら機能性・デザイン・コストのバランスを検討。
- 補助金対応工事の範囲もこの時点で明示される。
4. 詳細見積り・契約
- 工事項目ごとに分かれた明細付き見積書を提示。
- 使用機器の型番、グレード、搬入予定日なども細かく提示される。
- 契約書と工期スケジュール、補償内容を確認し、正式に契約。
5. 補助金申請手続き
- 国や自治体の補助制度に応じて必要書類を準備。
- 工事前でなければ申請できない制度がほとんどなので注意。
- 申請は業者が代行することが多く、着工は交付決定後に行う。
6. 着工準備(養生・仮設キッチン・近隣対応)
- 家具や家電を移動し、床・壁を養生。
- キッチンが使えない期間中のために仮設スペースを設置(IH・レンジ・ポリタンクなど)。
- 近隣へ工事期間・時間帯・騒音について事前に挨拶。
7. 解体・インフラ工事・大工工事
- 既存キッチンの撤去と同時に配管・配線の移設。
- 必要に応じて構造補強、間取り変更、床の補修などを実施。
- 大工・水道・電気・ガス・内装の各職種が連携して工程を進行。
8. キッチン本体設置・内装仕上げ
- システムキッチン本体の搬入・固定・配管接続。
- 壁紙・フローリング・照明・収納棚などの仕上げ工事。
- 仕上がり確認や設備の試運転、漏水・漏電チェックを行う。
9. 完成・引き渡し・アフターサポート説明
- 細部の清掃後、施主立ち会いで完成確認。
- 取り扱い説明、保証書の受け渡し、補助金申請書類の提出。
- アフター点検のスケジュールもこの時点で共有。
◆キッチンリフォームでよくある失敗とその回避方法
リフォームにおいて「もっとこうすればよかった」と後悔する人は少なくありません。以下に代表的な失敗例と、それを回避するための具体策を紹介します。
1. 収納不足・高さが合わない
- 失敗例:引き出し収納を採用したが、入れたかった鍋が入らない/吊戸棚が高すぎて使いづらい。
- 回避策:収納する物を事前にリストアップして、寸法確認。ショールームで操作感・取り出しやすさを実体験。
2. 動線が悪くなり家事効率が下がった
- 失敗例:シンクと冷蔵庫が離れすぎて毎回往復が大変。
- 回避策:「作業三角形(冷蔵庫・シンク・コンロ)」の距離が5m以内になるようレイアウト設計。
3. 照明が暗くて手元が見えにくい
- 失敗例:天井照明だけで作業スペースが影になる。
- 回避策:ダウンライト+手元灯+間接照明を組み合わせる「レイヤード照明」で、調理・片付けを快適に。
4. 補助金の申請漏れ
- 失敗例:着工後に補助金制度の存在を知り、申請できなかった。
- 回避策:初回相談時に「補助金を使いたい」と明示し、登録事業者を選定。申請期限・条件も確認する。
5. 工事期間中の生活が予想以上に不便だった
- 失敗例:仮設スペースが用意されておらず、外食ばかりで出費が増加。
- 回避策:レンジ・IHプレート・ポリタンクなどを用意して、最小限の調理環境を整える。冷凍食品や宅配も事前にプランに入れておく。
◆戸建て・マンション別!キッチンフルリフォーム成功事例
〇マンションフルリフォーム 岡崎市S様邸
Before
After
工事期間: 2ヶ月
参考価格: 8,700,000
リフォーム詳細:
築28年のマンションをフルリノベーションされました。
壁紙をパープルやブルー、オレンジを使用され、おしゃれで楽しい空間になりました。
快適性が向上され、ご家族様のコミュニケーションの促進、そして家事動線の改善など、生活の質が高められます。
〇戸建リノベーション 岡崎市 H様邸
Before
After
工事期間: 2週間
参考価格: 2,600,000
リフォーム詳細:
築25年が経過したお家の水廻りをリフォームしたいとのご相談でした。
キッチンは木の質感を生かした温かみのあるデザインを選ばれ、お部屋の雰囲気との統一感があります。
洗面台は収納豊富なタイプに変更されたことで、これまで出しっぱなしになっていた小物もすっきりと整理でき、毎日の身支度もスムーズに行えます。
浴室はお掃除がしやすいものとなり、浴槽の保温性も向上したことで、より快適な入浴時間をお過ごしいただけます。
◆フルリフォームで選ぶべき設備・素材・収納のポイント
キッチンフルリフォームでは、単に見た目の美しさだけでなく、日常の使いやすさ・メンテナンス性・耐久性も重視した機器選定が不可欠です。
選ぶべき設備
● 静音性の高いレンジフード
- 吸引力だけでなく、作動音40db以下のモデルが人気。
- フィルターレス型や自動洗浄機能付きでお手入れが簡単。
- 吊戸棚一体型やスリム型を選ぶと圧迫感がなく、視界も広がる。
● 深型・静音仕様のビルトイン食洗機
- 5人家族でも1日分まとめて洗えるミドル~ディープタイプが理想。
- 静音設計(42db以下)を選ぶと深夜の使用でも安心。
- 最新モデルは自動開閉+除菌乾燥機能も搭載。
● タッチレス水栓・浄水一体型
- 衛生性と利便性を兼ね備えたセンサー式の水栓。
- シンク下に浄水器を設置すれば、清潔で味も美味しい水がすぐに使える。
- シャワーヘッドの引き出し型なら、シンク掃除も簡単。
● 調理支援付きIH/ガスコンロ
- 焦げ付き防止やオート調理機能付きで時短&失敗防止。
- スマートフォン連携型でレシピアプリと連動する機種も登場。
- グリルは庫内フラット設計で掃除もラク。
素材の選び方
● 天板(ワークトップ)
- 人造大理石:汚れが染み込みにくく見た目も美しい。色のバリエーションが豊富。
- ステンレス:耐熱性・耐水性が高く、プロ仕様。清掃性重視ならバイブレーション仕上げが人気。
- セラミック:耐久性・高級感抜群だが価格は高め。
● 扉材・面材
- 鏡面仕上げ:高級感と清掃性に優れるが、指紋が目立ちやすい。
- 木目調・マット仕上げ:温もりとトレンド感を両立。近年はグレージュやくすみ系が人気。
● 床材
- クッションフロア:防水性・耐油性が高くリーズナブル。デザイン性も向上中。
- フロアタイル:本物の木目調で高級感あり。傷に強い。
- 無垢材:風合いは抜群だが、水・油の対策が必須。
収納の最適化ポイント
● 引き出しキャビネット
- 奥まで引き出せるフルスライドレール付きが標準。
- 小物・鍋・調味料を分類できるトレー仕切り付きだと整理がしやすい。
● 背面収納(カップボード・パントリー)
- 炊飯器、電子レンジをビルトイン収納で一体化し、生活感を排除。
- 食材ストック用のパントリーは可動棚付き+調湿材設置が理想。
● 吊戸棚・昇降式ラック
- 高さがある家庭には昇降式棚が便利。力の弱い方や高齢者にもやさしい設計。
◆業者選びのコツと見積もり比較のチェックポイント
キッチンリフォーム成功のカギは、信頼できる施工業者選びにあります。以下の視点から比較・判断することで、失敗リスクを最小限にできます。
業者選びのポイント
● 登録・認定業者かを確認
- 国の補助金制度を利用するには事前登録された施工業者である必要があります。
- 「住宅省エネ支援事業者」や「LIXILリフォームショップ」など信頼ある加盟企業を選ぶ。
● 実績・口コミ・施工事例をチェック
- 自社施工か下請けか、どこまで責任を持って対応してくれるかが重要。
- Webで施工写真・施工ブログ・お客様の声を確認し、具体的な提案力やセンスを判断。
● 担当者の対応力
- ヒアリング時に希望をしっかり汲み取ってくれるか、曖昧な点を丁寧に説明してくれるかが重要。
- LINE・メールなど連絡ツールがスムーズな業者も安心感が高い。
見積もり比較のチェック項目
チェックポイント | 内容例 |
工事項目の明細 | 「養生費」「既存設備の撤去」「配線工事」など具体的に明記 |
型番・仕様の記載 | システムキッチンの品番、設備のグレードが明確か |
補助金対応の有無 | 補助金対象項目が明記されているか |
工期の記載 | 着工日・完工日・予備日が明示されているか |
アフターサポート | 保証内容、無料点検の有無、メンテナンス体制 |
◆まとめ|満足できるキッチンリフォームのために知っておきたいこと
キッチンのフルリフォームは、単なる設備交換にとどまらず、暮らし方そのものを見直す絶好の機会です。満足度の高いリフォームを実現するためには、次のポイントを確実に押さえておくことが重要です。
● リフォームの目的を明確にする
- 「収納を増やしたい」「料理中に家族と会話したい」「清掃の手間を減らしたい」など、不満・理想の明文化が最初の一歩です。
- 目的が曖昧だと、提案内容も一般的になり、結果的に中途半端な仕上がりになる恐れがあります。
● 最新の設備・素材の中から自分に合ったものを選ぶ
- 高機能=最適とは限りません。自分の調理スタイルや使用頻度に合った機器を選ぶことが大切です。
- キッチン天板の素材や収納棚の高さ、家電の配置はショールームで実際に見て触れるのが理想です。
● 収納力と動線は“未来の暮らし”を見据えて設計する
- 単身世帯→家族世帯、共働き→定年後など、生活ステージの変化を見越した設計が重要。
- 例:現在使わないけど、子どもの成長後に使う調理家電をしまえるスペースを用意しておく など。
● 信頼できる業者選びと明確な見積もり比較
- 「安さ」だけで選ばず、説明力・提案力・施工実績・保証制度の有無を総合的に判断。
- 見積書は不明確な工事項目がないか、後から追加料金が発生しないかを必ず確認。
● 補助金は積極的に活用を
- キッチンリフォームは、補助金を使うことで20〜40万円の費用軽減が可能です。
- 対象条件、登録事業者、工事スケジュールとの調整を、業者と密に連携して進めましょう。
● 工事中の生活準備も怠らない
- 仮設キッチンの確保、冷凍食品・簡易家電の準備、外食・宅配の計画も、ストレス軽減に直結します。
- 家族と工事スケジュールを共有し、工事中の生活に支障が出ないよう事前準備が必須です。
● 完成後の満足度は“事前準備の質”に比例する
- 成功するリフォームの共通点は、ヒアリング・現地調査・図面確認・ショールーム体験・補助金申請まで、準備を怠らなかった点にあります。
理想のキッチンは、「今の生活」だけでなく「これからの暮らし」も豊かにしてくれます。大切なのは、具体的な目標と丁寧な準備、信頼できるパートナー(業者)の選定です。
これからリフォームを始める方は、まずは信頼できるプロに相談し、現地調査・プラン提案を受けることから始めましょう。
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