Column
こんにちは!
KitchenreformLabです。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
今回は【北欧風キッチンにリフォームしたい!おしゃれで機能的な空間をつくるコツ】についてご紹介いたします。
是非最後までご覧ください。
◆北欧風キッチンってどんなスタイル?特徴と魅力を解説
北欧風キッチンとは、シンプルでナチュラル、かつ機能美を備えたデザインが特徴のキッチンスタイルです。スウェーデンやデンマーク、ノルウェー、フィンランドなどの北欧諸国で生まれたインテリア思想を反映しており、家族との時間や心地よい暮らしを大切にする価値観が息づいています。
北欧キッチンの主な特徴
- 自然素材を活かした温かみのある空間
- ホワイトやグレーを基調とした明るいカラーリング
- 生活導線を意識した高機能なレイアウト
- 飽きのこないミニマルなデザイン
- 整理整頓しやすい豊富な収納
見た目のおしゃれさはもちろん、長く住み続けることを前提とした合理的な設計思想が、近年のリフォーム市場でも注目されています。
◆北欧デザインに合うキッチンカラーと素材の選び方
カラー選びのポイント
北欧風キッチンでは「明るく」「柔らかい」印象の色使いがベースになります。色の選定で空間の印象は大きく変わるため、慎重な選択が重要です。
代表的な北欧風カラー:
- ホワイト(清潔感・開放感)
- ペールグレー(落ち着き・モダン)
- アイスブルー(爽やかさ・涼しげ)
- スモーキーピンクやペールイエロー(アクセントカラー)
素材選びのポイント
- **木材:**オーク、アッシュ、バーチなどの淡色系。特に無垢材や突板は、経年変化も楽しめる北欧スタイルに最適。
- **天板:**人造大理石やクオーツストーンなど、マットな質感が空間になじみます。
- **床材:**オイルフィニッシュの無垢フローリングで自然な温かみを演出。
照明・取手・水栓金具など細部にまで統一感を持たせると、より一層北欧感が高まります。
◆キッチンリフォームで北欧テイストを実現するポイント
1. ワークトライアングルを意識したレイアウト
冷蔵庫・シンク・加熱機器を結ぶ「作業動線(ワークトライアングル)」を最適化することで、使い勝手の良いキッチンが実現します。北欧では、家事効率を高める設計が重視されます。
2. 隠す収納×見せる収納の絶妙なバランス
生活感を出しすぎない「隠す収納」をメインにしつつ、お気に入りの食器や雑貨は「見せる収納」としてディスプレイすることで、デザイン性と実用性が両立できます。
3. 北欧らしい照明計画
ペンダントライトや間接照明を上手く活用することで、空間に柔らかな陰影が生まれ、北欧ならではの居心地の良さを演出できます。
おすすめの照明器具:
- ルイスポールセン「PH5」
- MUUTO「E27」
- 北欧ヴィンテージ風の乳白ガラスシェード
◆事例紹介:北欧風キッチンに生まれ変わったリフォーム例
【岡崎市】N様邸 マンションリノベーション
工事期間: 3ヶ月半
参考価格: 7,000,000
リフォーム詳細:
元々賃貸として貸し出していたマンションの一室にご自身が住み替えされることに。
経年劣化も気になられていましたが、自身が住むのならとことん自分好みにしたい、とのご要望。
建具は柔らかい印象のオーク調で揃えることで、インテリアや家具が映えるLDKに。
今回お施主様がこだわられた洗面室はライン照明とシックな内装が映える空間になりました。
ビフォー
アフター
【名古屋市】M様邸 マンションリノベーション
工事期間: 2ヶ月
参考価格: 6,000,000
リフォーム詳細:
中古マンションをご購入され、住みやすくリノベーションしたいとのご相談をいただきました。
キッチンを囲っていた壁を撤去し、家族の顔が見れるLDKへ。
腰壁はあえて残すことで、空間の明るさや解放感はありながらもキッチンとダイニングを区切ることで、落ち着く空間になりました。
リビングの壁面はエコカラットを、隣室との壁には室内窓を施しアクセントになりながらも、マンション住まいで気になる湿気や湿度を流す効果も生まれました。
ビフォー
アフター
◆北欧風キッチンのリフォーム費用はどれくらい?予算別に解説
北欧風キッチンリフォームの費用は、選ぶ設備や工事内容によって大きく変動します。以下、目安としてご紹介します。
予算別目安
予算帯 | 内容 |
50〜100万円 | 壁紙・照明・収納の一部リフォーム、小規模な模様替え |
100〜200万円 | システムキッチン交換、床材変更、配色・照明変更など本格的な北欧化 |
200万円〜 | フルリフォーム、アイランド化、オーダー収納、海外製設備導入など |
費用に影響する主な要素:
- キッチンの形状変更(L型・アイランドなど)
- 海外製設備の有無
- 使用する素材のグレード
- 配管や配線の移設工事
◆リフォーム前に確認!北欧風にする際の注意点とよくある失敗
よくある失敗例
- 色の使いすぎで統一感が崩れる
→北欧デザインはあくまで「引き算」。色数を絞ることで洗練された印象に。 - 安価な素材でチープに見える
→木目調シートなどでは北欧らしい質感は出にくいため、素材選びは慎重に。 - 収納力を軽視して生活感が露出
→見た目優先で収納量が足りないと、結局ごちゃごちゃした印象になりがち。
注意すべきポイント
- 照明の色温度を合わせる(電球色推奨)
- 空間全体の統一感を意識する
- 家族構成やライフスタイルを反映させた設計にする
◆おしゃれで快適な北欧風キッチンをつくるためのチェックリスト
✅ 明るく柔らかな色味で統一されているか
✅ 天然素材(無垢材など)が取り入れられているか
✅ ワークトライアングルが意識された動線設計になっているか
✅ 隠す収納と見せる収納のバランスが良いか
✅ 照明が北欧デザインで温かみのある空間を演出しているか
✅ 家族が集まりやすい開放的な空間になっているか
✅ 清掃性・メンテナンス性も考慮されているか
◆まとめ
北欧風キッチンは、単なる流行ではなく、日々の暮らしを丁寧に、快適にするための理想的な空間スタイルです。シンプルで温かみがあり、機能的な設計によって、家族の時間をより豊かにしてくれます。
リフォームで北欧風キッチンを実現するには、素材選び・色使い・動線設計・収納・照明までトータルで考えることが重要です。見た目のおしゃれさに加え、「使いやすさ」や「暮らしやすさ」も同時に叶えるのが北欧スタイルの真の魅力。だからこそ、デザインと機能性の両方を意識した計画が求められます。
また、リフォームでは予算やスペースの制約もありますが、ポイントを押さえれば部分的なリフォームでも北欧テイストを取り入れることが可能です。例えば、壁紙の色味を変えたり、照明器具を北欧風のものに交換するだけでも、空間の雰囲気がぐっと洗練されます。無垢材の棚板や、見せる収納といった小さな工夫でも、日々の暮らしが楽しくなるはずです。
大切なのは、家族のライフスタイルに合った「ちょうどいい北欧風」を目指すこと。おしゃれさを求めるあまり実用性を犠牲にしてしまうと、後々後悔するケースも少なくありません。事前に必要な機能や導線、収納量をしっかり洗い出し、理想と現実のバランスを取ったプランニングが成功のカギです。
理想の北欧風キッチンを手に入れることで、毎日の家事が楽しくなり、家族とのコミュニケーションも自然と増えていくはず。あなたのご家庭にぴったりな、心地よくおしゃれなキッチン空間をぜひ実現してください。
お見積もりは無料です。
こちらのご用意したプランにない組み合わせでも施工可能です。またその他の小さい工事や、お家全体のリフォームも承っております。
またショールームでは各種キッチン台を実際に展示しています。使い勝手やサイズ感、色味などを比較してご確認いただけます。ぜひお気軽にご相談ください!