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2025.05.21 Wed

デザインと機能を両立させるリフォーム計画

お役立ち情報デザインリフォーム

こんにちは!

KitchenreformLabです。

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。

今回はデザインと機能を両立させるリフォーム計画】についてご紹介いたします。

是非最後までご覧ください。

キッチンリフォームで「後悔しない」ために必要な視点

キッチンリフォームを検討する際、多くの方が見落としがちなのが、「デザイン」と「機能性」の両立です。見た目が美しいだけでは使い勝手に難が生じ、逆に機能だけを追求すると生活空間としての満足度が下がることもあります。特に30代から70代のリフォーム検討層にとっては、今後のライフスタイルの変化も視野に入れた設計が求められます。

なぜデザイン重視のキッチンが注目されているのか?

ライフスタイルの多様化により、キッチンは単なる「料理をする場所」から、「家族との時間を共有する場」「趣味を楽しむ空間」へと進化しています。SNSや住宅雑誌でも、洗練されたデザインキッチンが数多く取り上げられ、デザイン重視の傾向は年々強まっています。

具体的には、LDK一体型の住空間が主流となったことで、キッチンの存在が“見せる場所”へと変化しました。リビングやダイニングと一体化したキッチンでは、家具や床材とのトーンを合わせた意匠性が求められるようになり、カフェのような雰囲気、海外風のインテリア、高級感のあるミニマルデザインなど、ライフスタイルに合った空間演出が重視されています。

また、女性だけでなく、男性が料理をする機会も増え、性別問わず満足できるデザイン性の高いキッチンが求められています。例えば、無機質でシャープなステンレス天板や、落ち着いたグレートーンの面材など、ジェンダーレスなデザインは近年人気のトレンドです。

一方で、見た目の美しさだけを追求したキッチンは、実際に使い始めてからのストレスにつながることもあります。たとえば、収納が不足していたり、動線が悪かったりといった問題です。こうした後悔を避けるためにも、「デザイン性」と「機能性」は常にセットで考える必要があります。見た目の満足感と日常の使いやすさを両立させた空間こそが、現代の「デザイン重視キッチン」の本質です。

 

機能美を追求する収納設計

キッチンリフォームにおいて収納計画は非常に重要です。以下のポイントを押さえることで、デザインと使いやすさのバランスを取ることが可能になります。

  • 引き出し式収納の採用
     見た目がスッキリするだけでなく、奥の物まで取り出しやすく機能的です。
  • 吊戸棚の高さと位置
     高すぎる位置にあると使いにくく、低すぎると圧迫感を感じます。身長や動線に合わせた設計が必要です。
  • パントリーの設置
     まとめ買いや非常食の保管場所として、近年注目されている収納スペース。生活感を隠しつつ、機能的に活用できます。
  • 見せる収納と隠す収納のバランス
     お気に入りの食器やインテリア雑貨はオープン棚で魅せる一方で、日用品やストック類は扉付き収納に隠すことで、整った空間を維持できます。

ワークトライアングルで動線を最適化する

キッチンの使いやすさを大きく左右するのが「動線設計」です。特に注目されているのが、冷蔵庫・シンク・加熱機器(コンロやIH)の3点を結んで三角形を形成する「ワークトライアングル」の考え方です。この3点間の動線が短く、かつ交差せずにスムーズに移動できる配置は、調理効率を飛躍的に高めるとされています。

理想的なワークトライアングルの各辺の長さは、合計で360cm〜660cm程度とされており、距離が長すぎると疲れやすく、逆に短すぎると狭苦しさを感じるため、バランスが重要です。

たとえば、シンクとコンロが直線上に並ぶI型キッチンでは、冷蔵庫の配置を工夫することでトライアングルを形成しやすくなります。対面式のペニンシュラ型やアイランド型の場合は、シンクを中心に冷蔵庫とコンロを適切な位置に配置することで、調理→洗浄→収納という作業がスムーズにつながる動線になります。

また、家族と同時にキッチンを使う機会が増えている昨今では、複数人での作業を想定したスペース確保や、作業エリアの分散も重要です。たとえば、コンロ脇にサブ作業スペースを設けたり、調理家電を集約したコーナーを用意することで、作業の重複や渋滞を防ぐことができます。

さらに、配膳スペースやごみの一時置き場、食器の仮置きエリアなどをあらかじめ計画に組み込むことで、使いやすくストレスの少ないキッチン空間を実現できます。

 

素材選びが空間の印象を決める

キッチン全体の雰囲気を大きく左右するのが、使用する素材です。以下は特に人気のある素材とその特徴です。

  • ステンレス
     清潔感があり耐久性も高い。プロ仕様のキッチンに近い印象を与える。
  • 人工大理石
     カラーや質感のバリエーションが豊富で、デザイン性に優れる。耐熱性や汚れの落ちやすさも◎。
  • 無垢材
     ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出。経年変化を楽しむことができるが、定期的なメンテナンスは必要。

素材選びはデザインのトレンドや好みだけでなく、メンテナンス性や耐久性も考慮して選ぶのがポイントです。

照明計画で空間の質を高める

見落とされがちですが、照明もキッチンリフォームにおいては非常に重要です。適切な照明計画は、作業効率を高めるだけでなく、空間の印象を格段に向上させます。

  • ベースライト:空間全体を均一に照らす照明。天井埋め込み型が主流。
  • タスクライト:調理台やシンクなど作業スペースを明るく照らす照明。
  • アクセントライト:空間に陰影や立体感を加える間接照明。高級感を演出するのに最適。

ライフスタイルに合わせた設備選び

見た目が美しいだけでなく、家事の負担を軽減するための最新設備も積極的に取り入れたいポイントです。

  • 食器洗い乾燥機:共働き世帯や高齢世代に人気。ビルトインタイプは見た目もスッキリ。
  • タッチレス水栓:衛生的かつ操作性が高く、節水効果も期待できる。
  • IHクッキングヒーター:掃除がしやすく、安全性にも優れる。高齢者にも安心。
  • スマート家電との連携:冷蔵庫やレンジがIoTと接続されることで、レシピ検索や食材管理がよりスムーズに。キッチンが暮らしのハブとなる未来型の暮らしを先取りできます。

ライフスタイルや家族構成に応じて、必要な機能を見極めることがリフォーム成功のカギです。

まとめ:美しさと使いやすさの融合が理想のキッチン

「デザイン重視」と「キッチンリフォーム」というキーワードのもとで成功するためには、美観だけでなく機能性をしっかりと計算に入れた設計が求められます。たとえば、毎日の調理で頻繁に使用するシンクとコンロの距離を最適化し、食材の取り出し・下処理・調理・配膳・片付けといった一連の流れがスムーズに行える動線を確保することが、快適なキッチンの基本です。

さらに、収納計画も具体的に設計することが重要です。週に1回まとめ買いをする家庭では、パントリーや大容量の引き出し収納が欠かせません。調味料や調理器具の配置も、調理スタイルに応じてカスタマイズすることで、「どこに何があるか分かる」「すぐに取り出せる」環境を作り出せます。

素材や色味についても、空間全体のトーンや生活動線との相性を考慮して選ぶことで、長く愛着を持って使えるキッチンになります。たとえば、明るく開放的な印象を持たせたい場合は、ホワイト系の人工大理石や木目の柔らかい無垢材を使うと効果的です。

キッチンは家の中心です。家族が集い、日常のほとんどが交差する空間だからこそ、単なる設備更新ではなく「これからの暮らし」を描くためのリフォームとして、ぜひ慎重かつ前向きに計画を進めましょう。

 

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